毛乳頭や毛母細胞とは?働きや仕組みについて学ぶ【脱毛の基礎知識】

毛乳頭や毛母細胞とは?働きや仕組みについて学ぶ【脱毛の基礎知識】

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「毛乳頭」の仕組み・働きについて学ぼう

​ムダ毛はうっとうしいものですよね。「脱毛ワックスしたのに、また生えてきた…また脱毛しなきゃ」と思っている人も多いのではないでしょうか。「ムダ毛→脱毛→毛が生える→脱毛」の繰り返し…なぜ毛は生えてくるのでしょうか? 脱毛したい!毛をなくしたい!と思っている人は、まずは毛が生える仕組みについて知りましょう。それには「毛乳頭」の存在がかかせません。毛乳頭の仕組みや働きについて学んで、毛乳頭を破壊する方法を知れば、ムダ毛と効率的にサヨナラ出来ますよ。
あかり
編集長の鈴木あかりです。私は脱毛の基礎知識がないまま、中学生の頃に毎日のように自己処理をして、逆に太くたくましいスネ毛が育ってしまった過去があるんです。そのせいで、その後の脱毛処理に苦労してきました…。
今回は、脱毛をするうえでとても重要で、脱毛の基礎知識でもある「毛乳頭」について学んで行きましょう!毛乳頭の働きや破壊する方法、よくある疑問なんかにも答えていきますよ♪乳毛頭を知ることで、脱毛をより効果的に行うことができますよ。

毛乳頭って一体何?

まずは、毛乳頭の基本的な知識について学んで行きましょう。

毛の1番根本の部分のこと

毛は、皮膚に埋まっている部分のことを毛根、一般的に私たちが毛」と呼んでいる皮膚の外側に出ている部分を毛幹(もうかん)と言います。 毛根は、毛包(もうほう)と呼ばれる毛細血管がびっしりと張り巡らされている膜でぐるりと包まれています。毛根の深部で最も根元の丸くなっている部分を毛球と呼びます。毛を1本引き抜いた時に、よく見ると表皮側の毛の先端が少し丸くなっている部分があると思います。その丸くなっている部分が毛球です。 毛球には毛乳頭(毛乳頭細胞)毛母細胞という器官があり、毛球部の1番下の先端部分が毛乳頭になります。つまり、毛乳頭は毛の1番根元の部分にあたります。毛母細胞は、毛乳頭の周りにある細胞組織のことです。

毛の構造

  • 毛幹:毛の皮膚から外に出ている部分
  • 毛根:毛の皮膚の中に入ってる部分
  • 毛包:毛根部分を包みこんでいる組織
  • 毛球:毛根の根元の丸く膨らんだ部分
  • 毛乳頭:毛球の1番根元の部分
  • 毛母細胞:毛乳頭の周りの細胞組織のこと
ハル
今まであまり意識してなかったですけど、「毛」1本だけにも部分によって色々呼び名がついているんですね。呼び名が違うっていうことは、それぞれ働きも違うという事ですよね?「毛乳頭」は何をするところなんですか?
あかり
じゃぁ、次は毛乳頭の働きについて説明するね。先に言っちゃうけど、毛乳頭は毛が生えるためのキーマンだよ!つまり、脱毛のキーマンでもあるってことだからね。

毛乳頭の働き

毛は「成長期(前期)→成長期(後期)→退行期→休止期」のサイクルで生え変わっています。これを「毛周期」や「ヘアサイクル」と言います。成長期(前期)に新しい毛が生えだして、成長期(後期)に毛が成長します。退行期・休止期に毛は成長を止めて、休止期の終わりに毛が自然に抜けます。そして、成長期(前期)になって、また新しく毛が生えだすと言うわけです。

毛周期(ヘアサイクル)

  • 成長期前期:新しく毛が生えて成長する期間
  • 成長期後期:毛が成長して伸びている期間
  • 退行期:毛が成長を止めて伸びない期間
  • 休止期:毛が成長しない期間
毛乳頭は毛細血管に直接接していて、成長期になると毛細血管からアミノ酸などの毛をつくる栄養素を取り込んで、毛母細胞に受け渡し、毛を作るように指令をだします。毛乳頭から毛を作る栄養素を吸収した毛母細胞は、細胞分裂を繰り返して特殊なタンパク質のケラチンを作りだします。次に毛が黒くなるもととなるメラニン色素を生成します。生成したメラニンを取り込むと毛母細胞は分裂して、分裂した毛母細胞とケラチンが結合して毛が作られます。毛母細胞が細胞分裂を何度も繰り返すことで、毛がどんどん伸びて行きます。

毛の働き

  • 毛乳頭:毛細血管から栄養素を受け取って毛母細胞に受け渡します。
  • 毛母細胞:毛乳頭から栄養素を受け取って、細胞分裂を繰り返し、毛を形成して成長させます。

毛量は生まれた時に決まっている!?

生まれつき毛が薄い人や毛が濃い人がいますが、毛量は生まれた時に決まっているのでしょうか?大人になるにつれて、毛深くなって毛量が増えたと感じている人もいるかもしれませんが、実は、毛穴の数は生まれた時に決まっていて、その後に変わることはないそうです。 赤ちゃんや小さな子供は毛が薄いイメージがあるかもしれませんが、それはうぶ毛軟毛(なんもう)と呼ばれる軟らかくて細い毛が生えているためです。生まれたばかりの時はうぶ毛、数ヶ月後には軟毛に生え変わり、1年程で硬毛という硬い毛に生え変わります。 それでも大人のほうが毛量が多く感じるのは、通常体毛は1つの毛穴に1本ずつしか生えていないのですが、成長期の毛を無理に毛抜きなどで抜くと、抜かれた毛の元にある毛母細胞が引っ張られて分裂してしまうことがあります。そうすると、毛を作る細胞が1つの毛穴に複数できてしまって、1つの毛穴に2〜3本の毛が生えてしまう原因になります。つまり、毛量は生まれた時よりも増えることがありますが、毛が生える毛穴の数は生まれた時に決まっていて、その後、増えたり減ったりすることはありません。 ​

毛乳頭を破壊する方法は光脱毛が最適!?

毛乳頭を破壊するには脱毛サロンなどでよく目にする光脱毛でないと無理なのでしょうか?次は、光脱毛と毛抜きなどの自己処理について学んで行きましょう。 ちなみに、光脱毛はIPL(インテンスパルスライト)などの光(フラッシュ)を照射して、毛根の黒いメラニンに働きかけて毛をなくしていく脱毛方法です。サロンによって呼び名が違うこともあり「光脱毛」や「フラッシュライト脱毛」などと呼ばれていますが基本的にはどちらも同じ構造のものになります。 ​ 毛母細胞がある限り毛は生え続ける 毛乳頭を覆うように存在している毛母細胞も、毛乳頭と同様に毛穴の深部に位置しています。毛を剃ったところでそれは皮膚の表面上のことなので、毛母細胞を取り除くことはできません。また、毛を抜いたりする場合は毛母細胞を傷つけることはできても、毛母細胞を完全に取り除くことは難しいと言えます。毛母細胞は毛乳頭から毛を作る材料を吸収して、毛を実際に製造する細胞になります。つまり、毛母細胞がある限り毛は新しく生え変わり続けるということになります。 ​

光脱毛なら毛母細胞にダメージを与えられる

光脱毛は、毛の黒い色素(メラニン色素)に反応する光を照射することで、黒色の毛が熱を溜めこみ、溜めこまれた熱が周囲に広がって、その熱エネルギーが毛母細胞を破壊することで毛の再生を止める脱毛方法です。光脱毛の光の波長の長さは400nm~12,000nmと言われています。そのため、この長い波長の光を照射することで毛穴の奥の毛母細胞まで光が到達し、周囲の肌を傷つけることなく毛母細胞にピンポイントでダメージを与えることができると言うわけです。 光脱毛は、複数の波長を持つ光を広範囲に照射することができるので、単一の波長で集中的に照射するレーザー脱毛よりも永久脱毛の能力は劣ってしまい不再生脱毛となりますが、1回の施術時間の短さや痛みの少なさなどの利点があります。 脱毛サロンなどで脱毛を行う時は2ヶ月~3ヶ月など期間をおいて通うことが多いですが、それは毛周期に合わせて施術するためです。毛が成長している成長期毛乳頭にダメージを与えやすい時期になりますが、退行期や休止期光を照射しても反応しないため、光脱毛の本来の効果が期待できません。毛は全ての毛穴から一斉に生えているわけではなく、それぞれの毛によって毛周期が異なるため、それぞれの毛の成長期に合わせて複数回に分けて施術を受ける必要があります。毛周期を無視して脱毛サロンに通っても成長期では無いムダ毛(黒く太くない毛)に光があたってしまうことになり、無駄に脱毛サロンに通うことになってしまいます。また、家庭用の光脱毛器で行う場合でも「通う必要がないから」と、使用回数を多くし過ぎると脱毛効率が良くないどころか、無駄に照射して肌への負担も増えてしまう恐れがあります。

毛周期に合わせた効果的な光脱毛の方法

  • 成長期(前期・後期):効果的に毛母細胞の黒い色に反応することができます。
  • 退行期:毛乳頭から毛が離れて抜け落ちかけているため、光が反応しても毛母細胞にダメージを与えることはできません。
  • 休止期:毛乳頭から毛が離れているか、すでに抜け落ちて毛がない状態なので光が反応しません。

あかり
光脱毛は成長期を狙っておこないましょう!
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毛抜きなどで抜く場合毛乳頭が取れる場合もある!?

ハル
光脱毛でなくても、毛抜きで毛を抜いた時に根元部分が小さく丸くなっている時がありますけど、あれは毛球ですよね?
あかり
そうだね、毛を抜いた時に根元が黒く丸くなっているのは「毛球」だね。
ハル
毛乳頭は毛球の器官の一つですよね?毛球が毛と一緒に抜けているなら、その時に毛乳頭も毛球と一緒に取れているんじゃないんですか?たまに抜いた毛の先に白っぽいのがついている時がありますけど、あれは毛乳頭じゃないんですか?
あかり
それはあくまでも毛球。白っぽいのは、皮脂とか毛根鞘(もうこんしょう)だね。毛根鞘は毛と皮膚をくっつけているようなもので半透明なんだよ。
毛球は毛乳頭と毛母細胞の器官でできているけど、毛乳頭は毛根の深部の細胞だから、そうそう取れることはないと思う。毛を抜いた時の黒い毛は毛球で、毛抜きなどで毛を抜くと毛乳頭と毛球が引き離されて毛乳頭は皮膚内に残ることが多いよね。
でもそれは「大抵の場合」で「絶対にない」わけではなくて、毛根と一緒に毛乳頭が抜けることもあるみたい。毛乳頭は毛細血管と接しているから、毛乳頭が取れる時は出血があると思うよ。

ただ、無理に抜いて「毛母細胞が分裂する」と「毛を作る細胞が増えてしまう」ということになるから、逆に毛量が増える原因にもなるよ。注意してね!
毛抜きなどで毛を抜いても、毛根の最も深い部分に位置している毛乳頭はそうそう取れるものではありません。毛乳頭が取れなければ、当然ながら毛はまた新しく生えてきます。しかも、毛抜きで毛を抜く行為は肌にとても強いダメージを与えることになりますので、毛穴内部の細胞が傷つく恐れがあります。毛乳頭を上から囲むように存在している毛母細胞が毛抜きによって傷ついて分裂すると、毛を生成する細胞組織を増やすことになってしまします。また、埋もれ毛と言って毛抜きのダメージで毛穴が塞がってしまう現象もありますし、肌が色素沈着を起こすこともあります。毛包炎(毛嚢炎)という感染症の皮膚炎を引き起こすこともあります。毛抜きで抜く行為はコストもかからず手軽にできるのでついしてしまいがちですが、デメリットが大きいというのも覚えておきましょう。

毛抜きなどで毛を抜くデメリット

  • 毛乳頭を取ることは簡単にできることではありません。
  • 毛母細胞を傷つけて分裂させてしまう恐れがあり、そうなると毛量を増やすことになってしまいます。
  • 埋もれ毛・色素沈着・毛包炎(毛嚢炎)などのトラブルを引き起こす可能性があります。
​ 【Q&A】毛乳頭に関する良くある質問・疑問
次は、毛乳頭に関する良くある質問や疑問に答えていきます。あなたの疑問も解決されるかもしれませんよ。

一度毛乳頭がなくなったらもう生えてこないのですか?

毛乳頭が毛を作り出すのに必要な栄養素を、実際に毛を製造する毛母細胞に受け渡して毛を生成するように命令しています。毛乳頭がなくなると言うことは、毛母細胞が毛を作る材料を受け取ることができなくなるので、毛は生えてこなくなります。また、毛乳頭は一度死滅すると、自然に再生することはできないとされています。一度失われた毛乳頭を再生するには、再生医療によって、ヒトの毛包とともに毛乳頭を移植する必須があるそうです。

毛を抜いた時に血が出ることはありますか?

あります。毛を抜くという強いダメージを与えられることで、毛球内の細胞を傷つけてしまうことがあります。毛の最も深部にあたる毛乳頭は毛細血管に接しているので、毛を抜いた時に毛乳頭まで引き抜いたり、周りの細胞を傷つけたりすると出血することがあります。傷口を放置すると、ばい菌に感染して腫れや化膿などの原因になる可能性があるので、出血した時は流水で洗い流して、タオルやガーゼを押しあてて止血しましょう。傷口を乾かさずに、傷口から出た体液と一緒に貼ることでかさぶたの代わりをする絆創膏を貼るのも良いでしょう。

ある程度の長さまできたら伸びるのが遅くなるのはどうしてですか?

毛は常に成長し続けているわけではなく、一定の寿命があります。毛周期と言われるサイクルで成長・退行・休止を繰り返し、成長したあとには成長が止まり、その後は自然に抜けて、再び同じ毛穴から新しい毛が生まれています。 その周期は毛の生えている部位によって異なり、人によっても多少の違いがありますが、成長期の期間に1日に0.2mm~0.4mmくらい伸びて、退行期や休止期に成長が止まって一度抜け、約3ヶ月後~5ヶ月後に生え変わります。伸びるのが遅く感じるのは退行期や休止期にあるためかもしれません。 または、伸びが遅くなっているのではなく、認識している毛とは別の毛の可能性もあります。毛は全ての毛穴から一斉に生え揃っているわけではありません。数ある毛穴の毛周期はそれぞれなので、ある毛穴の毛が成長期でもその隣の毛穴は休止期だったりします。そのため、昨日まで「ある」と思っていた毛は抜けていて、今日「ある」と思っているのは別の成長期や退行期の毛かもしれません。 ​

仕組みを知って効率的に脱毛をおこなおう

毛を作りだす毛乳頭や毛母細胞などの働きや、毛が生え変わるサイクルの毛周期のことを知ることで、どうやって脱毛したら良いのかや、脱毛するのに適した時期が分かったと思います。また、毛抜きなどでの自己処理のデメリットも分かったと思います。毛の生える仕組みやデメリットを知ることで、脱毛をより効率的におこなって行きましょう。
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